1. はじめに
3歳からピアノをはじめ、22歳で上京に伴い辞めた。
ガチではなく趣味としてやっていた。
およそ18年間続けたピアノの中で感じたことを適当に述べる単なる情報発信である。
2. きっかけ
私は木下式音感教育を主とする幼稚園に3歳から通っていた。
音感教育では、歌を歌って音感を鍛えるほかに音楽の基礎能力を身に着ける。
国語/算数/英語学習や簡単な運動もする、非常に充実した環境にいた。
幼稚園のクラスには担任の先生が1人ついていた。
私は教室のピアノに興味を示していたらしく、やたらと弾きたがっていたらしい。
それを見た先生が、両親に「ピアノを習わせたらどうか」と提案したらしい。
覚えていないが、私は気付いたら週一ペースでKAWAI音楽教室個人レッスンをはじめていた。
3. 遍歴
3 - 8歳 入門・中級向けの教科書を使って淡々と曲をこなし、発表会やコンクールに出場する。
9 - 17歳 ピアノの先生が変わり、方向性が変わる。速度記号やテンポに関する勉強をしつつ、発表会、コンクール、グレード試験に挑んでいく。
18 - 21歳 たまに発表会に顔を出し、好きなクラシック曲(ベートーヴェン、ショパンなど)を淡々と弾く
幻想即興曲、月光1・3楽章、悲愴1~3楽章、ドビュッシー前奏曲(ベルガマスク組曲)を得意とする。
4. 出来事
18年やっていると、嬉しいことや辛い出来事を経験する。
嬉しいこと
・とりあえず特技の欄にピアノと書ける
・音楽のテストは100点定期
・「この曲名なんだっけ...?」と思った時に、絶対音感を利用して音階でググると曲名が調べられる
・カワイグレードテスト3級を取得した時
・大会場で大勢の人の前に立って演奏するのは中々体験できなくて貴重
・知らない人と弾く連弾が楽しい
・手が綺麗
辛いこと
・コンクール入賞経験無し
・コンクールや発表会で周りを見渡しても女の子しかいない。
・中学の頃、合唱コンクールに向けた伴奏オーディションに強制参加させられ、全く弾けずに泣きそうになる
・KAWAIグレードテスト6級の試験でこれまで経験したことのない緊張に襲われ、弾いてる途中に記憶がなくなり、不合格
・「絶対音感?パンッ!(手を叩く音) じゃあこれ何の音?」→俺「わからない」
・練習が辛い
5. 結果
ピアノが弾けて便利な場面もあったが、ピアノのレッスンを楽しいと思ったことがあまりなかった。
与えられた課題に対して練習に励み、週に1回ピアノの先生に指導いただくことが平凡だった。
何か自分でアクションを起こせば良かったが、ピアノのレッスンに割ける時間も少なく、何も無いままだらだらと続けてしまっていた。
後半は、先生に対して「発表会に出たくない。好きな曲を弾きたい。」と言い、ベートーヴェンやショパンの曲をひたすら適当に弾いてレビューをもらっていた。
実は、この感じがテレビドラマの「のだめカンタービレ」と少し重なる部分もある。
結局、今の私は「クラシック好きおじさん」という肩書きと、「有名所の曲がなんとなく弾ける」感じになっている。
6. 振り返り
ピアノを続けていく中で、自分がどうするべきであったか2点述べる。
目的意識を持つ
なぜピアノを弾くのか、自分はピアノを使って何がしたいのかを明確にして取り組むべきだった。意識なく3歳からはじめたので、途中で何かに目覚めれば良かったのだが。
先生とコミュニケーションをとる
わたしはコミュ障である(唐突)。レッスン中はあまり会話も弾まず、先生から「どういう曲を弾きたいのか」と尋ねられても、簡単な受け答えしかしていなかったのである。*1
友達のような関係を築ければ、音楽面から幅広いアプローチをいただき、上達や様々な領域に踏み込めたかもしれない。
7. まとめ
18年間ピアノをしてきた結果を整理し、所感と振り返りを述べた。
これからピアノを習おうと思う方は、目的意識をしっかり持ちレッスンに励むと良いのかもしれない。
現在はピアノに触っていないが、近々1人だけで再開しようと思っている。目的意識は「モテたい」*2