1.はじめに
現在は、以下のような構成で音楽を聞いている。*1
この中で1番性能を上げやすくする手法としては、ヘッドホンを変更する事と電源ケーブルを変更する事である。
今回は、電源ケーブルの中でも評判の良いLuxmanのJPA-15000を購入したので導入した効果を述べる。なお、電源ケーブルと同じメーカでありヘッドホンアンプであるP-700uに適用すれば、1番音質向上の効果が得られると思われるため、記事内ではJPA-15000をP-700uに接続した際の感想を述べる。
2. 試聴環境
PC -> HP-A8 -> DA-06 -> P-700u(電源ケーブルJPA-15000適用)
使用したヘッドホンはT1 2nd GenerationでP-700uにアンバランス接続。
再生ソフトウェアはfoobar2000。音源はどうぶつビスケッツ×PPPの「ようこそジャパリパークへ」(FLAC48kHZ)。
3. JPA-15000導入の所感
P-700uにJPA-10000を接続した際と比較すると、JPA-15000では音量ダイヤルが同じでも全体的に音のダイナミックさが向上している。では、JPA-10000の音量を上げればJPA-15000の音と同じかと聞かれれば違う。ダイナミックさに加えて音の深みや質感の向上も感じられた。JPA-15000を接続した後にJPA-10000で聞いてみると、音が単純にノッペリ気味に聞こえてしまった。
以前P-700uとTA-ZH1ESを比較した際、「P-700uは飛行機に乗っている感覚」と表現した。
JPA-10000からJPA-15000に切り替えた際の気持ちの感覚としては、リージョナルジェット機からボーイングの大型ジェット機に乗り換えたような感じである。迫力とダイナミックさがJPA-15000の武器であると感じた。
次に、実際に曲を試聴していく中で大きな変化を感じた点について述べる。
今回試聴した「ようこそジャパリパークへ」では、曲の中でよくシンバルがリズムを刻んでいる。JPA-10000ではこのボーカルの裏で鳴っているシンバルが、なんとなく表現されていたがJPA-15000ではしっかりとシンバルの余韻まで鳴らしてくれた。具体的に書けば、
JPA-10000のシンバル「ツーツーツー...」
JPA-15000のシンバル「ツァァツァァツァァ...」
といったような感じである。
4.まとめ
今回は、電源ケーブルをJPA-10000からJPA-15000に切り替えた際の違いと、試聴して感じたことについて述べた。
ケーブルに高額なお金を出したことはなく、今現在構成しているアナログケーブル類は全てBELDENで統一している。唯一電源ケーブルは音への変化が起きやすいと言われていたが、その変化を感じることが出来た。
ヘッドホンにおいてまずは安価で音の違いを楽しみたいのであれば、コントロールアンプの導入よりも電源ケーブルから着目してみても面白いと感じた。