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LUXMAN JPC-10000を導入 -BELDEN 1192Aとの比較

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1. はじめに

現在、自身の環境ではLUXMANを基軸として音響機器を構成しており、ケーブルも全てBELDEN 1192AのXLRで各機器を繋いでいる。音響ケーブル自体に拘りはこれまで無く、電源ケーブルのみを上位のもの(JPA-15000)に変更して運用していた。

電源ケーブルの変更によって、音自体の底力を引き上げることが出来ることは認識しており、その違いを感じることは容易である。しかし、高価なXLRケーブルの変更によって音質の違いを確認しても僅かな音質の差しか得られなく、コストパフォーマンスも悪く味付け程度のものだと思っていた。

従って、今回はXLRケーブルであるLUXMANのJPC-10000を導入し、得られる音質を探るとともにBELDEN 1192Aとの比較についてレビューを簡易的に述べる。

 

2. 接続環境

今回は、様々なパターンで音質を確認した。

①DA-06 --(BELDEN 1192A)-- P-700u -- HD650 バランス

②DA-06 --(LUXMAN JPC-10000)-- p-700u --HD650 バランス

③DA-06 --(LUXMAN JPC-10000)-- LS-X0i -- (1192A)-- p-700u --HD650 バランス

というダイナミック型の組み合わせと、

④DA-06 -- (BELDEN 1192A) -- C-800f -- (1192A)-- SRM-727A -- SR-009

⑤DA-06 -- (LUXMAN JPC-10000) -- C-800f -- (1192A)-- SRM-727A --SR-009

⑥DA-06 -- (LUXMAN JPC-10000) -- LS-X0i -- C-800f -- (1192A)--SRM-727A -- SR-009

 のコンデンサ型の組み合わせを用意した。*1

なお、DA-06/P-700u/C-800f/SRM-727Aには全て電源ケーブルJPA-15000を適用しているものとする。

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※JPC-10000は電源ケーブルJPA-15000よりもケーブルの太さが1.8倍ほどある。

 

3. 比較試聴

再生ソフトウェアはFoobar2000。音源は、欅坂46の不協和音(FLAC96kHz)。

※試聴  

不協和音

不協和音

  • provided courtesy of iTunes

 

はじめにダイナミック型で聴いた際の印象を述べる。

①DA-06 --(BELDEN 1192A)-- P-700u -- HD650 バランス

②DA-06 --(LUXMAN JPC-10000)-- p-700u -- HD650 バランス

③DA-06 --(LUXMAN JPC-10000)-- LS-X0i -- (1192A)-- p-700u --HD650 バランス

②のLUXMAN JPC-10000を適用すると、音全体が弾けるようによりダイナミックな雰囲気に包まれる。①のBELDEN 1192Aとの劇的な変化は感じられないが、造り出される音の印象が若干変化した。ドラムの音はより深く「バァン」「シャアン」と弾けるように鳴るとともに、Focal Utopiaが拾うような細かい音もより緻密に静かに鳴らすように見受けられる。LUXMANの音を継承しつつも、全体的な音質の底上げは感じられた。

反対に比較すると、①BELDEN 1192Aを適用すると、音全体が明るく直接に耳に訴えかけてくる音楽を奏でる。JPC-10000との価格差は大きく違うが音自体が劣化している印象は全く持たず、正直な音を常に鳴らし続けていると感じられた。

なお、③のXLRセレクタ(LS-X0i)を挟んだ場合でも大きな差異は感じられず、若干①よりも再現度は減った印象を持ちながらもブラインドテストで比較した場合、完全に意見が分かれるという印象であった。この場合は、JPC-10000とBELDEN 1192Aの良いとこ取りがうまく融合されたように思えてくる。

こちらの音質比較においては、音質の強化というよりかは「味付け具合の個人の好みによる」ものなのだなと認識した。

 

続いてコンデンサ型での印象を述べる。

④DA-06 -- (BELDEN 1192A) -- C-800f -- (1192A)-- SRM-727A -- SR-009

⑤DA-06 -- (LUXMAN JPC-10000) -- C-800f -- (1192A)-- SRM-727A --SR-009

⑥DA-06 -- (LUXMAN JPC-10000) -- LS-X0i -- C-800f -- (1192A)--SRM-727A -- SR-009

 基本的にはダイナミック型の①②③と同じ傾向だが、SR-009で音を聴くと低音の量感やテンションが大きくなったと感じる。途中、C-800fとSRM-727Aの間に1192Aが挟む形となっても音自体については多少JPA-10000の分も味付けされた結果となった。

⑤と⑥は②と③と同様の結果となった。

 

4. まとめ

今回は、LUXMAN JPC-10000を導入し、これまで機器間を接続していたBELDEN 1192Aとの比較試聴を行った。

1192Aは、音がフラットかつクリアで正直な音を出すのに対し、JPC-10000はオーディオらしい敷居の高い味付けした音造りをしているケーブルであると共に、奥行きのあるよりダイナミックな音を演出するケーブルであることが分かった。

BELDENというと、1192Aのほかに8412も評価が高いがこちらはDA-06とP-700uとのRCA接続で使用している。現在はD8000とFocal Utopiaでアンバランス接続を行っているが特に不満はなく、音自体が荒れている印象もない。

高級なケーブルにも多少音への変化があることが確認できたが、正直価格に見合う変化は少なく、電源強化が最も効率的であることにも気付かされた。

味付けしないフラットな音が好きならば、1000円代で購入できる1192Aでも良い気はするが、自身としても今後は更に敷居の高いオーディオらしい音にも触れていきたいと思う。今後またXLRケーブルが揃ったら順次展開していきたいと考えている。

LUXMAN AVケーブル JPC-10000

LUXMAN AVケーブル JPC-10000

 
ハイパーツールズ BELDEN 1192A XLRケーブル 1m EC-1192A-B-01

ハイパーツールズ BELDEN 1192A XLRケーブル 1m EC-1192A-B-01

 

 

*1:LS-X0iはXLRのセレクタであり、これにより音質に差異が発生するかの検証を行っている。