1. はじめに
出張のたび、8000円~9000円のホテルに泊まることが多くなり次第に「自宅にもホテルらしさが欲しい」と思うようになった。
沼津へ出張へ行った際に宿泊した「ダイワロイネットホテルぬまづ」は数多く宿泊したホテルの中でも綺麗で、特に浴室が印象的であり、ホテルの浴室の空間に興味を持ち始めたきっかけとなった。具体的には、天井シャワーが取り付けられていた他に、シャワーヘッドから出てくるお湯も、肌当たりが良く柔らかいものであった。
これらの経験から、自宅の浴室においても出来る限り、ホテルのような環境に近付けて浴室の環境をより良いものにしていこうという考えが強くなった。
本記事では、その浴室環境を向上させるためにいくつかの物品を導入し、運用を開始したので、実際の導入事例について報告する。
<参考>
ダイワロイネットホテル沼津の天井シャワーと、家と同じTOTOのエアインシャワーヘッド。 pic.twitter.com/lsOmkECIYC
— うまうま (@umauma2010) 2019年3月21日
2. 入浴剤「BARTH」の導入
入浴剤として各方面で「BARTH」が話題となっており、ビックカメラで9錠入りのタイプを972円ほどで購入した。店舗で残り1つしか無く、人気の製品であることが分かった。paypayで支払うと10%還元された。
1回で3錠使用することが推奨されていたため、実際に浴槽に3錠入れて効果を確認した。錠剤の色は白で、投入後の浴槽のお湯も透明となった。投入後、浴槽が5分ほどでお湯表面が白くなり、シュワシュワ音が聞こえた。
錠剤の溶け方は非常に緩やかで、一錠が全て解け終わるのは15分~20分ほどであった。この入浴剤もその時間まで浸かっていることが推奨されており、比較的長く楽しむことが出来た。ある程度時間が経つと、お湯表面も透明となり、全て解け終わるまで通常通りのお湯の色となった。
実際にこの入浴剤を使用してみて感じたことは2点ある。
・浴槽から上がると肌がモチモチする
⇒溶け終わった後、浴槽から出て肌を確認すると肌全体がモチモチしており、潤いも感じられた。
・お風呂を出た後のポカポカ感が増加
⇒身体を拭いた後、服を着ると身体が温まっているせいか、季節が冬なのに暑いと感じてしまった。入浴剤を入れない場合と、これまた身体の暖かさとは異なる。
実際に個人として効果が得られたのは上記の内容だった。美肌や肩こりなどの疲労回復効果に対しては評価が難しいが、今後も定期的に使用していこうと思う入浴剤であった。これまで普段は「きき湯」を使用しており、きき湯のシュワシュワ感も好みであったが、「BARTH」は落ち着いていて、肌のモチモチと暖かさを提供してくれる形となった。
3. シャワーヘッドの入替え検討
・シャワーヘッドの現状と入替えに伴う調査
自宅のシャワーヘッドは、INAXの「BF-6J」というモデルである。自宅に引っ越してきた際に標準で浴室に取り付けられていたものである。こちらのシャワーヘッドは、水圧等に問題はないが、出てくるお湯のシャワーの線が細く、一本一本のシャワーの線が肌に強く当たり痛くなる時があった。特に、傷口へは間近で当てることが出来ない状態であった。
そんな中、私はホテルに取り付けられているシャワーヘッドの肌当たりが非常に良いことに気付いた。シャワーヘッドはヘッド部分を捻るだけで簡単に取り替えが可能であるという情報が事前知識としてあったため、自宅にも同様のものを導入したいという思いが強くなった。
したがって、まずは一般的なホテルで使用されているシャワーヘッドについて調査することとした。ホテルのレビューブログを読み漁るなど簡単な調査の結果、
「建物が比較的新しめのホテルは、TOTOのエアインシャワーが選択されている場合があり、高級ホテルであればグローエ製のシャワーヘッドが選択されているように感じられた。しかし、グローエ製は各種レビューを見ると、テストせずにいきなり自宅で取り付けて運用すると水垢が付着したり水圧が弱くなりそうなのが懸念事項である」というところであった。
調査の情報をもとに、TOTOのエアインシャワーについて更に調べると評判の良い製品を見つけることが出来た。エアインシャワーとは、簡単にいえば水に空気を含ませることで、水の一粒一粒が大粒となり、それとともに節水と肌当たりがソフトになるというものである。
その中で、「THC7C」というシャワーヘッドは水圧、肌当たりの両面で評価の高いものだった。実際にホテルに取り付けられている場合があるヘッドもこの製品であったため、導入を検討した。
参考) TOTOのエアインシャワーヘッドは、THC7Cという角型のヘッドの他にも、丸型の「THYC60C」というモデルも存在する。レビューは以下のツイートの通り。
アルモントイン湘南藤沢のシャワーヘッド。TOTOのエアインシャワーヘッドで型番はTHYC60C。以前より使ってみたかった品。
— うまうま (@umauma2010) 2019年3月27日
同じエアインシャワーヘッドのTHC7Cより、お湯の線が細かく水圧も強め。従って肌当たりはTHC7Cの方が柔らかくなっているように見受けられる pic.twitter.com/K265TcGNH8
・取付けと入替え後の評価
取付けに至る前に、現状のシャワーヘッドの根本のネジ部分の大きさを調査した。自宅で使用しているシャワーヘッドは「BF-6J」であり、実際にググると展開図がヒットし、具体的な寸法を見ることが出来た。その展開図の中には、「ネジ : PJ1/2」と記載がされていた。
THC7Cの根本のモジの寸法は「G1/2」である(参考文献 :
http://search.toto.jp/scale_cnv/20_THC_7C.pdf)。
「PJ1/2」と「G1/2」で寸法が違うと思われたが、これもまた更に調査すると、特にアダプタなしで接合可能ということが分かった。
実際に購入し、シャワーヘッド交換作業を行った。事前情報通り、ホースとシャワーヘッドは大きな力を必要とせず簡単に外すことが出来た。
新たなTHC7Cを取替えた際、問題なくホースと接合できた。THC7C付属のゴム製のパッキンが自宅のホース側と多少相性が悪かったため、既存のシャワーヘッドに取り付けられていたパッキンをTHC7C側に移行し、取り付けることとした。
取付け後、実際にお湯を出してみたところ、水圧も問題なくホテルと同様の肌当たりの良さを再現することができた。メッキで高級感もあり、浴槽に入らずともシャワーのみで満足できてしまうほど心地よいものとなった。実際にお湯を出した様子を以下に示す。
— うまうま (@umauma2010) 2019年3月7日
4. まとめ
今回は、入浴剤「BARTH」とTOTOシャワーヘッド入替えを行い、自宅の浴室の環境を向上させた事をテーマとして報告した。
これまで浴室に対しては、あまり拘らない部分としてきたがホテルなどで実際に上質な体験をすると、今まで見えてこなかったものに手を入れたくなり結果、つい拘ってしまうものとなった。
シャンプーもDiorの高めの製品を使用するようになり、今後も浴室関連の物品を強化していこうと考えている。また、次の物件では浴室も選ぶポイントの1つとして加えていこうと考えている。
本記事で述べた製品を導入されようとしている方向けに、情報共有できれば幸いである。