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ドラム式洗濯機 Panasonic Cuble NA-VG1300L-P を導入

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1. はじめに

初のドラム式洗濯機を自宅に導入し、数ある製品の中からPanasonicの「Cuble NA-VG1300L-P」を選択した。今回は、製品導入に至った過程と、実際に使用したレビュー、及び外出先からスマートフォンで操作可能な「スマホで洗濯」を使用してみた感想を述べる。

(家族構成 : 独身)

 

2. Cuble NA-VG1300L-Pの選定理由

一週間にまとめて洗濯を行うスタイルのため、洗濯容量が大きいものかつ、乾燥機能のついたドラム式で、洗浄力の高いドラム式洗濯機を探していた。また、洗濯機導入にあたり予算を設定し、およそ20万代の製品を見ていくこととした。

それなりのデザインで安定感のあるメーカーだと日立か東芝Panasonicであるが、その中でもPanasonicは、機能として掲げている「温水泡洗浄」などの洗浄機能や、価格帯の違いによる製品ごとの位置づけが分かりやすく、製品デザインも良いことに気付いた。正直、静音なら東芝で、オールマイティ性や乾燥後の品質をとるならば日立、機能面とデザインでとるならばPanasonicというイメージを持ち、特にマーケティングPanasonicが上手な感想を持った。

したがって、実際にヨドバシカメラの店頭で上記の内容に当てはまる製品を見たところ、「NA-VX3900L」あたりが適当と考え、設置手配をかけた。今回、当記事で紹介する「Cuble NA-VG1300L-P」の型番と違うことにお気づきと思うが、はじめは「NA-VX3900L」を導入しようとしていた。

 

NA-VX3900Lは、Panasonicのドラム式の中でもローエンドな部類であるが、洗濯容量が10kg、フラッグシップのドラム式洗濯機と機能の違いはあるものの、必要充分なものが揃っており、価格面もバランスが良かったため選定した(ポイント分を差し引いて16万ほど)。

しかしながら、いざ自宅に設置する際に、ゴリ押しでNA-VX3900Lを設置しようと思えば出来るが、サイズ上、安全に自宅に設置できないということから、配送業者に設置を断られ、返品扱いとなってしまった。

配送業者撤収後にヨドバシカメラより電話があり、同Panasonic製のCubleシリーズなら入りそうという連絡をいただいた。再度ヨドバシカメラに足を運び、実際にCubleのドラム式洗濯機を見てみると、「Cuble NA-VG1300」か「Cuble NA-VG2300」のデザインが大変気に入った。

NA-VG1300とNA-VG2300の違いを伺うと、機能面は同一だが、タッチパネルが「静電式」か「LED」かで、あとはデザインの違いということが確認できた。正直、Cuble自体のデザインは、業務用ドラム式洗濯機を彷彿とさせるもので個人的にはどのモデルも良い印象であったため、今回は必要最低限な機能が備わっている「NA-VG1300」の導入を決定することにした。

 

ここで、実際に導入するはずだった「NA-VX3900L」と、今回の「NA-VG1300」との機能の違いであるが、「NA-VG1300」の方がフラッグシップ機(NA-VX9900L)に搭載されている機能の殆どが付加されており、豊富であることが分かる。特にVXシリーズとVGシリーズの違いは、乾燥方式で、ヒートポンプ式かヒーター排気式であるかという点である。ヒーター排気式だと消費電力量がヒートポンプ式の2倍ほど掛かり、すなわちVGシリーズはその点を考慮すると電気代がヒートポンプ式よりも多く掛かるかもしれない。

それでも、浴室乾燥機を数回使用して衣類を乾燥させるよりかは電気代を節約でき、かつ部屋干しの臭いもある程度軽減されて、手間は大きく減ると思われる。

Cubleシリーズにも、ヒートポンプ式を導入して乾燥機能の向上を図ってほしい、というユーザからの要望も多く見受けられるが、そうした場合、同パナソニックのVXシリーズの洗濯機が売れなくなるのではないかと懸念しているため、ここで差別化を図っていると思われる。既に、CubleはVXシリーズのフラッグシップであるNA-VX9900Lの機能をほぼ搭載しており、洗濯容量や乾燥容量にも大きな差はない。デザインがほぼ完成されたスリムなCubleと、乾燥機能に優れたヒートポンプ式のVXシリーズ。詳細な機能の違いについては、以下の一覧を参照されたい。

 

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洗濯機総合カタログ 2019/春より引用 (https://panasonic.jp/catalog/ctlg/wash/wash.pdf)

 

 

 

3. Cuble NA-VG1300L-Pの使用感想

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実際に、Cuble NA-VG1300L-Pを使用した感想を述べる。

 

・洗剤/柔軟剤の投入について

柔軟剤や洗剤の投入は、上部に設けられており口が大きいため、入れやすい。また、洗剤の自動投入を行う機能があるため、予めこちら側で洗剤を補充しておけば、あとは一回の洗濯ごとに、洗濯機が必要な洗剤を自動で調節して使用していくようである。自動投入のケースは、以下の画像で容量が小さいと思うかもしれないが、これより更にもっと奥に長い収納式となっているため、詰替え一袋分がそのままケース内に入る。

ジェルボール洗剤をドラム式に入れるのはどうか、という疑問もあったが、ドラムの中に直接投入し、その上に洗濯物が覆いかぶさるようにすれば問題なく洗濯できることが分かった(洗剤投入口に入れてはならない)。

ケースは、取り外して個別に洗浄可能。

 

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各種投入口。ジェルボール洗剤はここには入れず、直接ドラムの中へ。

・洗濯の音について

基本的には、機械作動音は静かで、「洗い」の際にはモーター音が聞こえる程度である。しかし、「脱水」「乾燥」は、ドライヤーレベルの作動音が常に聞こえる状態のため、ドアを締め切った状態でもよく音が聞こえる形となる。

また、ドラム式は横に回るため洗濯物は上から下に落ちる。落ちる際の音は、「ぺったんぺったん」と餅をつくような音が鳴る。

個人的には、音については「うるさすぎる」という印象は抱かなかったが、作動音を気にする方は、より静音タイプの製品を検討すると良いと思われる。

 

・フィルタのお手入れについて

ドラム式洗濯機といえば、各種フィルタのお手入れも必要である。Cuble NA-VG1300L-Pのフィルタは確認したところ、「排水フィルター」と「乾燥フィルター」が存在する。洗濯機を一度回した状態のあとの、それぞれのフィルターの状態を撮影したので、参考に以下に示す。

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洗濯後の排水フィルター。髪の毛やゴミが多少付着する。

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洗濯後の乾燥フィルター。乾燥後は、お手入れが必須となる。

画像からも分かる通り、乾燥を行うと乾燥フィルターには大量のホコリが付着する。マニュアルにも、乾燥後1回ごとに必ずメンテナンスをするように記載がある。メンテナンスに際しては、掃除機でホコリを吸い取ればかなり綺麗になることが確認できた。

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掃除機でホコリを吸ったあとの乾燥フィルター

排水フィルターに関しては、乾燥フィルターほどではないものの、洗濯を重ねると次第に汚れていくようである。そこで、お手入れを少しでも楽にするために、ゴミ取りフィルターを購入した。排水フィルターは穴の隙間があるため、髪の毛の除去など苦労する点があると思うが、こちらのゴミ取りフィルターを使用すれば、捨てるだけでメンテナンスが完了するため、負担が軽減されると考えられる。

ドラム式洗濯機用 ゴミ取りフィルター 15枚入 G-14-B

ドラム式洗濯機用 ゴミ取りフィルター 15枚入 G-14-B

 

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排水フィルター用のゴミ取りフィルター

・洗濯時間について

洗濯時間は、「洗い」から「脱水」であれば30-40分ほどで完了すると思われるが、乾燥のコースや温水洗浄の機能を付加すると4時間から6時間の時間が必要となる。

丁寧に洗濯を行いたい場合は、ある程度時間に余裕を持った洗濯が必要であると感じた。

 

・全体的な評価

これまで、縦型の洗濯機を使用していたが、ドラム式においても汚れ落ちについては不満はない。また、部屋干しの臭いは乾燥中のみで、乾燥後は臭いがないため、ある程度は嫌な部分が緩和された。同時に、乾燥機能を使用すると洗濯ハンガーを使用することが全く無くなり、部屋干しの概念が無くなりつつある。

機能も豊富にあり、60℃の温水で洗濯できるコースが非常に気に入っている。

乾燥に際しては、あまり衣類をドラムに詰め込みすぎると、衣類同士が密着し、一部完全に乾いていない部分が見受けられた。今後の課題点としては、乾燥容量が増えれば良いという点と、乾燥における消費電力がもう少し小さくなれば良いという点である。

 

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2019.05.11追記

滝すすぎコースで洗濯すると、、乾燥時間残り15分のところで「残り時間見直し中」となり、乾燥が1時間以上経っても終わらない事象が生じた(フィルターお手入れの警告サインでようやく乾燥が止まった)。

原因を探ってみたところ、説明書に「洗濯ネットを使用していませんか」や「衣類を詰め込みすぎていませんか」という注意書きがあった。確かに、これまでの縦型洗濯機の名残で、ドラム式に移行した後でも、洗濯ネットに衣類を入れて洗濯していた上に、10kgほどの衣類を押し込んで乾燥させていた。

このような条件下だと乾燥状態を判別できず、無駄な乾燥時間が生まれていることが確認できた。そもそも、ドラム式では洗濯ネットがほぼ不要でありそうということが分かったので、今度は衣類を直接洗濯機の中に投入し、洗濯量も調整した上で再度、滝すすぎコースで洗濯を行った。すると、乾燥は通常通り終了し、衣類の乾きも、洗濯ネットでの乾きに比べて良好であった。

 

2019.07.14追記

梅雨の時期を乗り越えてみた感想。梅雨の時期は一般的に「洗濯物が乾きづらい」などの意見が見受けられるが、自身はCubleのドラム式を運用してから全く乾燥で困らなくなった。梅雨の時期でも、その日に洗濯して3-4時間で乾燥して、即日その洗濯した衣類が使用できる。これは非常に有利な点であると言える。

また、これまで浴室の乾燥機で何時間も乾かしていた影響で、電気代もその分大きくなっていたが、ドラム式に変更してから落ち着いた金額に収まっているように感じる。

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4. 「スマホで洗濯」について

Cuble NA-VG1300L-Pには、外出先から洗濯操作が行える機能が搭載されている。今回は、本機能を設定するまでの簡易的な手順を示す。

 

ア) CLUB Panasonicに会員登録する

イ) 「スマホで洗濯」アプリをインストールする

ウ ) アプリの手順に従って設定をすすめる。洗濯機の「遠隔」ボタンを押下し、表示窓に出た内容を確認し、次に進む。

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エ) 洗濯機をWi-Fi接続する。無線LANWPSボタンを押すか、自身で無線LANの個別設定を行う。

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オ) 接続に成功すると、洗濯機の表示窓が切り替わる。

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カ) 手順の通り進め、洗濯機を登録する。

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キ) 洗濯のコースが選択出来る。※洗濯機の電源を入れた状態で「遠隔」ボタンを事前に押しておく必要がある。

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ク) 選択は、今すぐ洗濯を行うか、洗濯終了時刻を指定することも可能。

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コ ) 洗濯が開始されると、残り時間が表示される。

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5. まとめ

本記事では、ドラム式洗濯機 Cuble NA-VG1300L-Pのレビューを行った。家電の中でも洗濯機は特に拘った部分であるが、値段分の効果が感じられたとともに、技術の進歩までも体感することができた結果となった。

 まとめると上記のようになるが、実際にドラム式洗濯機の導入を検討している方向けに、本記事にて情報共有ができたら幸いである。

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