おうまさん

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ドン・キホーテの安い腕時計の電池交換のやり方(100均)

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1. はじめに

 私は時計を趣味としており、これまでベルトのコマ数調整や防水の時計によく見られるスクリュー式の電池交換を自分で器具を使用し行ってきた。今回、ドン・キホーテの1980円の腕時計の電池が無くなり時計が止まったため、電池交換の作業が必要となった。安い腕時計によく見られる裏フタの構造はこじ開け式であり、この場合は僅かな隙間から細い先端を差し込んでこじ開けるという作業が必要である。

 しかしながら、自身はこじ開け式の専用器具を所有しておらず、これまで本タイプの電池交換の実績が無かった。100円均一には以前、こじ開け式専用の器具が販売されていたと記憶しているが、最近店を覗いたところ見当たらず無くなってしまったようである。従って本記事では、100円均一に売っているものの中からこじ開け式で使用できそうな代替の器具を購入したので、実際に電池交換完了までに至った経緯について手順を示す。

 

 

 

2. 電池交換に必要な器具

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 こじ開け式の時計の電池交換を行うにあたり、100円均一(ダイソー)で以下を購入した。

・超精密ドライバ (時計裏フタの隙間に入りそうな先端が細いマイナスドライバが付属しているもの)

・ピンセット

 

 なお、通常は以下のようなこじ開け器具を用いるが、今回は用いなかった。

 

3. 電池交換の手順

(ア)裏フタの僅かに隙間がある部分を探し、先端の細いマイナスドライバを差し込む。テコの原理のようなイメージで上に押し上げていくが、一度で開けようとは思わず、少しずつ力を加えていく。簡単には開かないため、ジリジリ力を入れて責めていく。力を入れるのに夢中になって、蓋の隙間からマイナスドライバが滑り手の指に突き刺さるため怪我に注意。一回やらかして全治一週間。

 ※時計を抑える器具はあれば便利だが、無い場合は時計のガラス面の下に柔らかい布を敷き、手でしっかり抑える。

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(イ)作業中、マイナスドライバの先端が裏フタに挟まれ、欠けるアクシデントが起きた。欠けても、先端はまだ入るため作業を続行した。このように壊れても100円均一でまた再度気軽に替えを別途購入できるのは利点である。

 こじ開けるにつれ、フタの隙間が空いてきたら、一気にマイナスドライバをうえに上げ、裏フタを完全にこじ開ける。

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(ウ)裏フタが開いたら、ピンセットでボタン電池を取り出す。ボタン電池がムーブメントで抑えられている場合は、抑えている部品(触覚みたいなやつ)をピンセットで優しく横にずらすとボタンも同時にずれ、取れる。

安い時計だけに、ムーブメントは小さくこじ開ける際にムーブメントを傷つける心配はあまりないが、(ア)(イ)の過程において派手にマイナスドライバを突っ込むのは控えたほうが良い。

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(エ)電池の種類を確認する。自身の場合はSR626SWという電池であった。腕時計によって電池の大きさは異なるので、開けてみて初めて判明する。

なお100均一には「SR626」という電池はあるが、「SR626SW」という電池は無い。大きさの互換性はあるが、実際のところ厳密に使い分ける必要があるため注意が必要である。

具体的な表記として、

「W」がついているものはデジタル時計用

「SW」がついているものはアナログ時計用

100均一のように「SR626」のあとに何も表記がないものは一般機器用

の扱いとなる。適当に使い分けると単寿命となるため、私はSWタイプの電池の購入を検討した。

詳細はこちら

 

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(オ)実際に「SR626SW」の電池を購入する。店頭の電池は高いので、インターネットで購入した。

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(カ)電池をピンセットで取り付ける。

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(キ)電池を取り付けた後、時計が動いていることを軽く確認して裏フタを閉める。裏フタは簡単に閉まらないため、ある程度隙間なく閉めることが出来たら、仕上げに硬いもので裏フタを上から叩き、元の状態になるように閉める。私の場合はスマホを利用した。完全にゴリ押しであるが、本来は時計用のハンマーなどを利用することが望ましい。

なお、ここでもある程度力がいるため、ガラス面と裏フタ部分にに柔らかい布を敷いた上で叩いた。

作業は以上で完了。

 

4. まとめ

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 今回は、極力費用を抑えた器具を用いて比較的安価な腕時計の電池交換を行い、その交換手順の手段を確立した。これまで未経験であった交換作業は、途中ゴリ押しの作業も含まれたが時計自体を壊すこと無く、無事作業完了が出来たことから成功したと言える。しかしながら、安価な時計で通用する作業であるため、例えばカルティエのクォーツ腕時計等のブランド腕時計に対して、今回の作業を応用することは難しそうである。

 一般的にこじ開け式の腕時計は、ドライバ等のこじ開けるための道具さえあれば、なんとかなるものだと実感した。なお、スクリュー式の防水タイプの時計は、上の写真の右にある専用の器具を使い、上から力をかけて半時計回りにネジを回すイメージで裏フタを取る作業が必要となる。

 腕時計の電池交換を自身で行い方向けに本記事が参考となれば幸いである。

 

 

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