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Windows Updateで更新プログラムの構成に失敗する事象の解決【windows10 1803を事例に】

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1. はじめに

 私のノートPC(Windows10 1803 Corei7 メモリ8GB 東芝製)は、2018年ほどまで順調に更新プログラムを構成できていたが、Windows1903のリリースから更新プログラムの構成に失敗するようになり、今日に至るまでずっと失敗し続けていた。ふと気まぐれで更新プログラムを改めて実施したところ、最新のWindowsアップグレードが行えたので、成功事例を共有する。

 本記事では、Windows1803での更新プログラム失敗の事例をもとに、更新失敗の状態を述べながら、いろいろ試行錯誤したものの結局不発に終わった対策、最終的に解決した際の手順について述べる。

 

 

 

2. 更新失敗の状態

 自身の更新プログラム失敗の事象は、Microsoftのフォーラムにもある以下の質問にも酷似していた。

 具体的には、更新プログラムのダウンロードののち、更新プログラムを構成しています...○%という青い画面まで到達するものの、42%-48%くらいのフェーズで一旦画面がちらつき、「Windows 更新プログラムの構成に失敗しました。」というメッセージポップアップ、または「Windows Setup could not configiure Windows to run on this computer's hardware.」というメッセージが出て、そのままPC自体が落ちてまるごと電源ごと落ちるという事象であった。

 電源を入れ直すと、「コンピューターに対する変更を元に戻しています...」という形で更新プログラムを構成する前の形にロールバックされるが、結局更新プログラムの処理自体は失敗しているので、これを何回繰り返しても同様の事象が毎回起こるというものである。しかも、42%-48%くらいのフェーズに至るまで2時間程度要するのもタチが悪く、このために時間を割くのも億劫になるというものであった。

 

3. 更新成功に向けた様々な施行(結局不発に終わった対策集)

本章では、自身が成功に向けていくつか施策をしたものの、結局成功に繋がらなかったものを列挙する。従って、これらを行えばもしかしたら成功するかもしれないが、自身の場合はどれも不発で有効な手立てではなかった、ということを認識いただきたい。すぐに解決手段を確認したい方は4.へ。

 

①[スタート] > [設定] >[更新とセキュリティ] > [トラブルシューティング] > [その他のトラブルシューティング ツール] 、[起動して実行] で、[Windows Update] > [トラブルシューティング ツールの実行]をしたがダメ。

Windows更新データベースが壊れているため修復します...と出て修復した旨のメッセージが出るが効果はなし。また、Windowsから提供されているトラブルシューティングツールのファイル実行でも同様。要はトラブルシューティングしたところで成功はしなかった。

 

②F2でBIOSに入り、不要な機能を全部「Disable」したが効果なし。

自身の酷似した事例で上記の方法でなおったという報告が見られたが、私の場合、BIOS関連での設定での問題では無いようであった。従って、こちらも不発。

 

ウイルスセキュリティソフトをアンインストールしたが効果なし。

自身はサードパーティウイルスセキュリティソフトをノートPCにインストールしている。

一旦、ウイルスセキュリティをアンインストールして①②の手順を含めて行ったが、効果なし。ウイルス対策ソフトが悪さをしているわけでもなかったため不発。

 

④各種ドライバの最新化をしたが効果なし。

例えば、マウスやUSB系のドライバを一つ一つ見て、デバイスマネージャより各種ドライバの最新化をしたが、効果はなかった。

 

⑤PCに接続されているUSBを抜いて更新プログラム実行したが効果なし。

自身のノートPCは、CPU冷却ファンがないと熱暴走でPCが落ちるため、PCとファンをUSBで接続していた。一旦、USB接続を抜いて実行してみたが、特に効果はなかった。

 

⑥更新プログラムインストール後にLANを切断しても効果なし

LAN関連が悪さをしていると推測し、更新プログラムのダウンロードが終わった後に即座にLANを抜いて更新プログラムをスタートさせたが、特に効果はなかった。別の要因がある。

 

4. 解決した方法

 実際に解決した方法を以下のア~オに示す。なお、3.にていくつか施策を行ったが、これらは全てもとに戻した状態で改めて実施している。なお、全く専門的なことは必要なく、簡単に解決でき拍子抜けしたので、自身の場合は以下の手法で解決したという共有程度に留めさせていただく。

 

ア.Microsoftの更新アシスタントを利用(以前にも利用したがダメだったのでダメ元で改めて実行)

以下のサイトより最新の更新アシスタントをダウンロード。

Windows 10 October 2020 Updateの「今すぐアップデート」を押下。

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イ.【Windows10Upgrade9252.exe】ダウンロード後、ツール内の「実行」>「今すぐ更新」>「次へ」をクリック

コツはなく、単純に画面に従う。

 

ウ.更新プログラムダウンロード後、PC再起動。

そのまま再起動。特に何も設定はしなかった。

 

エ.これまで通り、更新プログラムを構成しています...○%という青い画面まで到達

 案の定、42-48%ほどで画面がちらついたが、そのまま56%まで突破。今回は正常にそのまま更新が行えた。

 

オ.ようこそ

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5. まとめ

 今回は、Windows Updateで失敗し続けていたが、成功した際の手順について示した。以前も更新アシスタントを活用して更新プログラムを実行したが、結局不発に終わっていたので、今回もダメと思っていたがうまく突破できたようだった。いままで、失敗に終わっていた原因は全く不明である。Windows 10 October 2020 Updateで展開された更新プログラムの中身がまともだったのかは定かではないが、ようやく最新の状態にPCをもっていけたので安堵している。

 実は、この更新に至るまでに20回以上はリトライしており、しかも更新を行っていないと更新するポップアップが一日に何度も表示され、「1時間後に再表示」というボタンを何回も押す羽目になっていた。これを1-2年ずっとやっていたので、2021年になる前に、問題を解決できたのは嬉しく思っている。

 自身と同様に同じ問題に直面している方向けに、本記事が参考になれば幸いである。

 

 

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