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Focal UTOPIA SGの感想とスピーカーJBL「4305P」の発見

1. はじめに

 2022年の夏から秋ごろに話題となり、発売がなされたハイエンドヘッドホンのFocal Utopia SG。昨年のSTAX SR-X9000やMeze Elite等に続き、有力なヘッドホンが登場した。今回はFocal UTOPIA SGの試聴感想をはじめ、最近の自身のオーディオ事情を振り返るためにも、特に気になっている製品であるスピーカーのJBL「4305P」について述べる。

 

2. Focal UTOPIA SG

 リニューアル前のFocal UTOPIAと比較して、まずは全体のデザインから見るとFocalの特徴的だった網目のユニット部分が抑えられた形となった。個人的にはデザイン性で見れば、旧製品のFocal UTOPIAが好みだった。

 音質の面に関しては、ブラッシュアップした製品に特徴的なノイズ感の軽減が第一印象として感じられた。高音の粗さが削られてきれいに形がとられ、低音に関しても旧製品を継承して若干品質の良い沈み込む雰囲気が見られた。ただし、旧製品との大きな違いというものはなく、全体的に自然、忠実性が旧製品から付加されたようなイメージを持ち、Focal Utopia自体に個人的に特徴として表現していた「元気な妖精」ではなく「大人の妖精」になったような感触だった。

 各ヘッドホンの個人的な印象を図に表すと以下のようになる。Meze Eliteの記事においても示したが、この図では矢印に向かうほど性能が良いとかではなく単に「特性・印象」の位置を示しているに過ぎない。

 Focal UTOPIA SGは繊細な音に対する表現力は旧製品から衰えることがなくとも、演出性というより忠実性に重みが付加された想定だったため、赤字で示した位置となった。

 結局のところFocal UTOPIA SGとFocal UTOPIA、どちらにするか?と言われれば「良い意味でのドンシャリ感を残したい」というのであれば価格的にもFocal UTOPIAであるし、「落ち着いた美音を楽しみたい」というのであればFocal UTOPIA SGということになると考えられる。Focalの取り扱いはLUXMANで、代理店として対応も非常に良いことから高額な製品であってもどちらを選択しても後悔はないと考えられる。

 個人的には、Focal UTOPIA SGに対してアンプへ繋ぎ、電源ケーブルJPA-17000を融合させ、より一層中低域を盛り上げて楽しみたい思いがある。尖らずに、金属の鳴り響きを優しく包み込みながら、鋭い美音を提供するFocal UTOPIA SG。

 

3. JBL「4305P」

 スピーカーとして自身が気になったのはJBLの「4305P」である。以前、YAMAHAにNX-N500というスピーカーがあり、アンプ内蔵でUSB入力、Wi-fi,Bluetooth対応のオールマイティな手頃製品があった。現在も発売されてはいるが、生産終了となっており後継製品の登場は見込まれていない状態となっている。

 そんな中で登場したのがJBL「4305P」であり、NX-N500から更にroon readyやXLR入力等の細かい部分にも対応したスピーカーが名門のブランドから発売されたことに大きな関心をいだいた状況である。

 大きさとしても本棚に置けるレベルのブックシェルフスピーカー的な位置づけで、場所も大きく取らずに手頃オーディオを楽しめそうな製品であることから、自身の購入対象に挙がった。前述した通り、roon readyであることからネットワークオーディオ対応でもあるし、これに限らずWi-Fi、LAN端子、Bluetooth、USB DACが備えられていることから、初心者からオーヲタまで幅広い層を対象としている。

 自身は近いうちに購入すると想定している。接続構成としては、LUXMANのクリーン電源ES-1200に繋いでroonで再生するだけ、というシンプルな構成で臨む予定である。その際のレビューは別途記事として取り扱いたいと考えている。

→導入した記事

 

4. まとめ

 今回は、Focal UTOPIA SGについての所感を示し、最近オーディオ製品の中でも特に気になっているスピーカーJBL「4305P」について紹介するとともに今後の方向性を明らかにした。

 Focal UTOPIAやFocal UTOPIA SGについて各所、他レビューを参考にしながらも一個人の感想としてイメージが湧き、検討要素となれば幸いである。

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