おうまさん

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ITに自信のない私が3ヶ月で応用情報技術者試験に受かった

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1. はじめに

情報工学を専攻し、ITの事前知識がある中で28年度秋期応用情報技術者試験を受験した。

平成28年7月中旬から勉強を開始、同年10月16日に応用情報を受験し、合格したので学習過程の紹介と振り返りを行う。

現在所有している資格は、基本情報技術者応用情報技術者

 

私のITレベルを簡単に箇条書きにすると、

・プログラムを実装する際、ネットからコピーしたものをモジュールとしてそのまま利用し、実装したい機能に合わせて適宜プログラムを追加していく。はじめから自分で書かない。

・最短経路や二分木など用語は知っているものの、結局何に使うのか見出だせない

・基本・応用の午前問題に出てくる計算問題は、とりあえず答えから見る

 

...というように物事を論理的ではなく、漠然と感覚で捉える頭なので高度な知識は持ち合わせていない。

※ブログトップの成績照会の画像は、自身の結果である。ギリギリすぎ

 

2. 午前対策

書籍を買わずに、電車での移動や空き時間を利用してネット学習を行った。受験当日から1週間前からは、IPAが公表している2年分の午前過去問題を70問解いた。

ネットでは1日に30問を解いたので、トータルでおよそ1000問台は解いたと思う。

 

ネット学習では、応用情報技術者試験ドットコムを利用した。

www.ap-siken.com

 

午前受験が終わって感じたことは、2点ある。

書籍で学習しておけばよかった

特に計算問題は手で解いてみないと頭に入らず、計算が面倒な問題は答えを暗記してしまったのだ。

結局暗記したところは本番でも同じ問題が出題されたが、暗記した答えを忘れてしまい、結局その問題は不正解となった。

平成28-29年度 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】 (情報処理技術者試験)

平成28-29年度 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】 (情報処理技術者試験)

 

 

高度情報処理資格から問題が流用されている

平成28年の応用情報午前問題は正直難しく、午前で落ちたと思うほど受験後は青ざめていた。午前で落ちれば午後は採点されないため、受験当日は昼ご飯を抜いて自己採点を行っていた。

午前の問題文を受験会場でひたすらググっていたところ、いくつかの問題が「情報セキュリティスペシャリスト試験」や「ITストラテジスト」などの午前過去問題から出題されていることがわかった。

もちろん応用情報の午前過去問題が出題される割合は多いが、中途半端に対策すると青ざめるので注意されたい。

 

3. 午後対策

午後問題は書籍で学習を行った。ネットでも評判の「応用情報技術者午後問題の重点対策」を購入している。

 

2017 応用情報技術者 午後問題の重点対策 (午後試験対策)

2017 応用情報技術者 午後問題の重点対策 (午後試験対策)

 

 

書籍では、応用情報の午後必須問題である「情報セキュリティ」の分野を重点的に学習した。また、書籍全部を勉強せずに当日自分が解きそうな分野だけを見た。

 

応用情報の午後問題においては、

・監査

・マネジメント系 

が非常に解きやすい。

それに加えて私は大学の頃にネットワークを専攻していたこともあり、受験当日はマネジメント・監査・ネットワークの分野で行こうと考えていた。

従って、書籍でもマネジメント系とネットワーク系を主に学習した。おまけでストラテジ系をさらっと見ておいた。

 

28年度の秋期午後問題にはマネジメントと監査の問題が3問とネットワークの問題が1問含まれていたので、選択問題ではそれら4問を選択した。

午後問題が終わって感じたことは、2点ある。

自分の軸を練って午後対策を行う

上にも書いたが、監査・マネジメント・ネットワークに絞って学習したこともあり、短期で効率的に学習が行えたと評価している。しかし、反省点もある。

もしマネジメント系の問題が超絶難しかったら?その他の「よく分からない問題」をゴリ押しで解くしか無かっただろう。もちろんその場合、合格は無かったと思う。

従って、当日自分が解く予定の分野 + 予備の分野1つ

を勉強しておいた方が自信を持って本番に望めると思う。

 

中途半端な対策はNG

大学ではネットワーク分野を主に研究していたこともあり、「応用情報に出題されるネットワーク分野の問題は余裕だろう」と感じていた。用語の確認や記述式の問題が出題されれば乗り切れると思っていたのである。

ところが、当日は回線速度など計算して数値を求める問題が多く出題されてしまった。私の場合、計算問題はとりあえず答えを見ないと値が導けない人なので、結果的にネットワーク分野はボロボロな結果に終わった。

自分の軸をしっかり定めて、その分野において完璧な対策を行うことが重要であると認識した。

 

4. まとめ

今回は、応用情報を受験するまでの学習過程の紹介と受験後の振り返りを行った。

午前対策、午後対策ともに2つの気付いたことを述べた。

これから応用情報を受験する方向けに、少しでも情報共有ができれば幸いである。

 

私は平成29年度秋期ネットワークスペシャリスト試験を受験する予定である。

TA-ZH1ESとDA-06*P-700uを聴き比べして気付いた2つの違い (※P-750u所感追加)

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1. はじめに

3月の中旬にオーディオに目覚め、高音質を求めてきた。*1

機器を構成していく中で「TA-ZH1ES」と「P-700u」の使い分けや違いに悩まされ、どちらを購入すれば良いか悩まされたことがあった。

結局両方購入してしまったので、両者の特性や個人的感想を述べたい。*2

現在の構成は以下の図の通り。

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2. 特徴

これからオーディオをはじめる方向けに、簡単すぎるがTA-ZH1ESとP-700uの特徴を述べる。

・TA-ZH1ES

TA-ZH1ESはSONYから発売されたDAC内蔵のヘッドホンアンプである。D.A.ハイブリッドアンプやDSDリマスタリングエンジン、豊富な出力端子などデジタル要素が盛り沢山で、音質も評判である。

XLRは4ピン。ハイエンドヘッドホンにおいてはバランス接続として4ピン純正ケーブルが提供されている場合が多く、TA-ZH1ESを使う際にはわざわざヘッドホンのケーブルを3ピンに改造しなくてもよい。このアンプは様々なヘッドホンと比較的合わせやすいと感じる。

・P-700u

P-700uはLUXMANから発売された、ヘッドホンアンプのフラッグシップ。DA-06とP-700uの組み合わせは王道で、その音質は評価が高い。個人的にデザインが好きで、デカくて重いが、所有欲を満たされる。

XLRは3ピン。3ピン⇔4ピン変換ケーブルを使えば安く済む。

 

 

 

3. 比較

HD650のバランス接続で聴き比べを行ったので、気付いた違いを「音質」と「印象」の観点で2点述べる。

TA-ZH1ESは、PC→HP-A8→DA-06(Through)→TA-ZH1ES→HD650

P-700uは、PC→HP-A8→DA-06(BAL-LINE)→P-700u→HD650

で実施している。*3

再生ソフトウェアはMusicBee。音源は、℃-uteの夢幻クライマックス(FLAC96kHz)。

※試聴

夢幻クライマックス

夢幻クライマックス

  • provided courtesy of iTunes

 

・音質

- TA-ZH1ESは、それぞれの音がシャキシャキしてメリハリがある。特に曲のバックに流れているドンドンシャカが際立って聞こえる。更に、ボーカルとバックの音がはっきりと分離しているような印象を受ける。様々なレビューでハイスピード、ソニートーン、デジタル音と表現されているが、その通りであると感じた。

幅広く音を鳴らしてくれていながらも、各々の音が主張し合っている。弦楽器ではなく、電子音をよく用いている音源と相性が良さそうである。

これとは別に、ネット上の荒い音源を聴く際はP-700uよりTA-ZH1ESの方が高音質であると感じることがある。

課題) ドンシャリ系で長く聴いていると聴き疲れすることがある。

- P-700uは、全ての音が均一ながらも、音域が広く、特に弦楽器の音を綺麗に鳴らしてくれる。TA-ZH1ESで強く響いていたドンドンシャカは控えめに鳴らしているが、決して安っぽくはなく厚みのある重い重低音を鳴らしている。

TA-ZH1ESで抱いたデジタルな印象とは180度違い、アナログアンプとして弦楽器などを多く用いた曲と相性が良いと感じる。また、エコーの掛かり具合が半端じゃないので聴いていて気持ちが良い。

課題) バランス良く鳴らしているため聴き疲れはしないが、長く聴いていると飽きがくる。

・抱く印象と感覚

- TA-ZH1ESは、乗り物で例えると新幹線。着目いただきたいのが、新幹線の「速さ」そのものでなく、乗車している時のスピーディな感覚である。

- P-700uは、乗り物で例えると飛行機。ここでも飛行機の「速さ」ではなく、フライト中の身体がふわりと揺れるあの感覚である。

 

4. P-750uが発表 (4/30追加)

2017/4/28にP-700uの後継であるP-750uが発売された。価格は30万ほど。

現システムP-700uとの主な違いは、増幅期間回路「ODNFバージョン4」に変更となった所と、XLR4ピンが追加された所だと思う。

2017春のヘッドホン祭にて、P-750uを試聴したので所感を述べる。

音自体としては、音の伸びが若干よく表現されていた。しかし、P-700uと大きな違いが感じられずブラインドテストで見分けをつけられるか不安な印象を持った。

背面の入力端子としてはP-700uを受け継いでいるため、接続自体はこれまでと同じような構成になると思う。

この記事の趣旨としているTA-ZH1ESとの使い分けとしては、P-700uと「大きな違いはなさそう」というのが自分の中で出した結論である。現状、自身としてもP-700uとTA-ZH1ESとの使い分けが明確になっているため、P-750uへの切り替えは行わない予定である。

XLR4ピンに魅力を感じた方や、P-700uの音を継承しつつ新たな音を追求したい方にとってP-750uは魅力的な製品なのではないだろうか。

 

5. まとめ

今回は、TA-ZH1ESとP-700uの比較を行った。デジタルやメリハリのある音を追求するならばTA-ZH1ES、アナログや広大な音域を追求するならばP-700uをオススメしたい。

皆さんは、デジタルとアナログどちらが好みでどういったジャンルの曲を聞くだろうか。用途に合わせたアンプ選びも楽しい。

 

余談)

初代ラブライブの曲を聴く際は、TA-ZH1ESの出番が多い。ラブライブサンシャインは弦楽器が多く登場するのでP-700uの出番が多い。結局は両方持っておくと贅沢な音楽ライフが待っている。

 

LUXMAN ヘッドホンアンプ・DAC P-750u

LUXMAN ヘッドホンアンプ・DAC P-750u

 
ソニー 据置型ヘッドホンアンプSONY TA-ZH1ES
 

 

*1:今後はSTAX SR-009を購入予定。

*2:オームの法則や簡単な信号処理技術しか分かっていない人のレビューです。

*3:HP-A8を挟んでいる理由 : PCとDA-06をUSB接続すると音の再生/停止時にわざわざカチカチ音がなるので、HP-A8はDDCとSDカード再生としての役割を持たせて必要最小限のリレー音を出すようにしている。

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