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Focal Utopiaを導入 -LUXMANとの相性は良好

 

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1. はじめに

ハイエンドヘッドホンであるFocal Utopiaを導入した。

今回は、導入の背景とUtopiaの音質について述べながら、現在所有しているLUXMANのアンプとの相性についても触れる。

 

2. Utopiaの導入背景

導入背景は2点ある。

【1点目】

2017年7月より、LUXMANはFOCALの製品の取扱いをはじめた。私は、FocalとLUXMANを合わせると一体どんな音が鳴るのか非常に興味深かった。特に、Utopiaは「アンプを選ぶ」ヘッドホンとしても定評があり、その相性を確かめたかったのもある。

現在私の環境では、DACをDA-06とし、ダイナミック型でのヘッドホンアンプをP-700u、静電型でのアンプをC-800fとしているなど、LUXMANを軸としてオーディオ機器を構成している。

従って、Focalのフラッグシップ機とLUXMANとの組合わせを大変心待ちにしており、Utopia導入のきっかけの1つとなった。

f:id:umauma2011:20180128225947p:plain※現在の機器構成

 

【2点目】

 現在所有しているヘッドホンのほかに、全く新しい特徴のあるハイエンドヘッドホンを探していた。現時点、所有している各ヘッドホンの役割は以下のとおりである。

 機器名と役割 

 HD650 ⇒ 自身の基準点。かつピアノ等の雑多用

 T1 2nd Generation ⇒ 高音特化、ヴォーカル抽出

 TH900mk2 ⇒ 低音特化、迫力重視

 SR-009 ⇒ オールラウンド。自然と究極を追求

 

これらに付け加えるヘッドホンとして、「Final D8000」「Audeze LCD-4」「Focal Utopia」が候補として挙がった。2017秋ヘッドホン祭やポタフェス冬などで数々の試聴を繰り返した結果、一聴して最大の特徴を見出だせたのはFocal Utopiaだけだった。

 P-750uにFocal Utopiaをアンバランス接続して聞かせていただいたところ、実にスピーカーらしい音が耳を包み、繊細な音と圧倒的な表現力に驚かされたのである。

もちろん、D8000もLCD-4も音の表現力としてはハイレベルの域に達していると思っているが、この価格帯は個人の好みによるものとなる。

自身としては、SR-009を初めて聞いた時と同じような感覚(=新しい音質の発見)を提供してくれたヘッドホンがFocal Utopiaであり、「スピーカー」としての新たな役割を担える重要なヘッドホンになるだろうと確信した。

 

3. Utopiaの音質とLUXMANとの相性

UtopiaをP-700uにアンバランス接続し、PC→HP-A8→DA-06→P-700u→Utopiaで音質をチェックした。なお、LUXMANの機器類には電源ケーブルJPA-15000を全て適用しているものとする。

再生ソフトウェアはFoobar2000。音源は、乃木坂46インフルエンサー(FLAC96kHz)。

※試聴 

インフルエンサー

インフルエンサー

  • provided courtesy of iTunes

 

【音質】

低音から高音までパワフルに、極めて繊細に音を鳴らす。ヴォーカルは割と近めであり、うやむやになりがちな例えばシャカシャカした音が綺麗に鳴る。ベリリウム振動板恐るべし。基本的に、はじめから聞こえない音は無いという信頼感がUtopiaにある。

低音はTH900mk2よりは上品ではないものの、バシバシ奥深く鳴り、高音はシャラつくことがない。

SR-009でなんとなく表現されていた後ろの方で鳴っている音も決して大きく主張することなく解像度よく鳴らしてくれる。

音はどっしりというよりかは非常に見晴らしがよくクリア。しかし基礎はしっかりできている整ったサウンドを繰り広げる。明るく直接的に鳴らしてくれるので、そのあたりがスピーカーのような鳴り方と例えられるとも感じた。

まさにTH900とT1とSR-009の成分を融合させた感じで全体的にバランスのとれたポテンシャルの高いヘッドホンだった。

 

LUXMANとの相性】

 どこかの音に偏ることなく全体的にフラットに、ゆったりと鳴る。相変わらずドラムや弦楽器系をしっとりと直接的に鳴らしてくれるので強い。従って、聴き疲れすることはなくまったりと音楽を楽しむことができ、「そういえばLUXMANの音はこんな感じだったなあ」と振り返ることができた。

LUXMANのアンプが鳴らしきれていないということはあまり感じなかったが、更なるクリアさが欲しいと思った。この辺はバランス化と電源強化でカスタマイズしていく予定である。

所有している他のヘッドホンより、UtopiaはLUXMANの特性をよく引き伸ばせていると感じる。どちらかが足を引っ張ることもなく、互いに協調性のある音楽を創り出していると思う。

※ちなみに、P-700uとTA-ZH1ESではUtiouaの鳴り方が全く異なる。特にTA-ZH1ESではP-700uより低音が強調され、迫力が感じられる。更に、ソースによっては空洞にいるかのような鳴り方をする。

 

4. まとめ

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今回は、新たに導入したFocal Utopiaの音質とLUXMANとの相性について述べた。UtopiaとLUXMANとの相性は良好であり、今後も大いに活躍していくヘッドホンと成り得るだろう。

現在は、製品に付属していた純正のアンバランスケーブルを使用して聞いている段階だが、やはりバランス接続をメインとしている関係上、将来的には

・UPG001HP Ref. for FOCAL UTOPIA (Brise Audio)

・MH-DF12FU-4X15 (TiGLON)

・SilverDragon V3 Recable for UTOPIA (Moon Audio)

のいずれかのXLRケーブルを導入する予定である。

/* ------- 2018/4/12追記

⇒XLRケーブルを導入した。

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最後に、Utopiaはやはり見た目が美しい。TH900の漆も日本風で風情があると思えるが、Utopiaもヨーロッパのお洒落さを全面に出した、特に振動板を覆う金属の網が全てを物語っている。

見た目、音質をも兼ね揃えたUtopiaをまずは是非とも試聴いただき、その内容を味わって頂ければ光栄である。

Focal Elear & Utopiaヘッドホンスタンド

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