0. はじめに
瓶に入ったオレンジジュースが飲みたいと思い、スーパーで買い物をしていると、お洒落な瓶ジュースが並んでおり、果汁のサイダーシリーズとして様々な種類の商品が展開されていることから、その場で興味を示し購入した。本記事では、同一商品をそれぞれ飲み比べしレビューした結果を記載する。
購入した果汁サイダーシリーズは木村飲料より発売されており、実際に飲んだ商品は以下となる。
※同様の銘柄として完熟トマトサイダーもあるが、果汁系ではないため対象外とした。
- 0. はじめに
- 1. 信州産シャインマスカットサイダー
- 2. 静岡いちごサイダー
- 3. 山梨ぶどうサイダー
- 4. 信州りんごサイダー
- 5. 静岡マスクメロンサイダー
- 6. 静岡みかんサイダー
- 7. 山梨県・長野県産完熟ももサイダー
- 8. まとめ
1. 信州産シャインマスカットサイダー
結論から言えば、今回紹介するサイダーの中で第2位の好みである。色は透き通っており、香りはマスカットの匂いが感じられる。口に入れた感触は若干のとろみがあり、三ツ矢サイダーのとろけるももの感触と似たような形である。味は濃くはなく、スッキリとした印象であったが後味がよくマスカットの風味を深いところまで味わえるものであった。
2. 静岡いちごサイダー
香りはしっかりとしたいちごの匂いで、口に入れた感触は若干のとろみがあり、ピュアさがある。味はまさに苺のしつこくない程よい甘さと鼻からスッと抜ける苺の風味を味わうことができる。個人的には、かき氷のいちごシロップを彷彿とさせる印象を抱き、期待通りの味覚であったため第4位となった。
3. 山梨ぶどうサイダー
香りはファンタを彷彿とさせるブドウの匂いで、口に入れた感触は若干のとろみがある。味はブドウのほのかな味覚が感じられた。カテゴリとしてはファンタが競合となると思われるが、山梨ぶどうサイダーの方はファンタと比較しあっさりとしているが、とろみと炭酸で立体感があり、ファンタの方は砂糖ぽさが強く味が濃く炭酸が直に口に広がる感じで平面感が感じられる。しかしながら、明確な違いはあるものの大きな期待を上回る味覚には至らなかったため第7位となった。個人的には価格を考慮した場合、山梨ぶどうサイダー1本140円で、ファンタの1.5Lが1本購入できる価格帯であるため、雑味があってもファンタを選ぶと感じられることも要因となった。
4. 信州りんごサイダー
酸味があり、口に入れた感触は若干のとろみがあり、ピュアさがある。りんごの匂いがふわっと香り、炭酸とのバランスがよく飲みやすい。しかし果汁50%であるが濃厚さはさほど感じられず、Tropicanaを彷彿とさせる深い味わいまでには到達していないと感じられたため、全体で第6位となった。
5. 静岡マスクメロンサイダー
メロンの香りが自然に漂い、喫茶店で飲むようなメロンジュース感ではない少し拘った味わいを楽しめた。アローマメロン果汁を使用しており程よい甘さ、飽きない程度の味の濃さのバランスがよく、リラックスして飲める一品であった。色も美しく、透明感がある緑と炭酸の融合が一層、気分を上げるものとなった。ただし、競合製品との圧倒的な差はそこまで大きくはなく意外性に一部欠けたため、全体的に第3位とした。
6. 静岡みかんサイダー
香りはファンタとは異なり上品なみかんの匂いで、口に入れた感触は若干のとろみがある。味としては意外性があり、みかんの甘さ控えめだが、強いオレンジ感はないふわっとした味わいを楽しむことができた。これまで飲んだ果汁シリーズの中で飲みやすく、ファンタでは再現できない味であることが確認できたため唯一複数回購入することとなった。温州みかん果汁であるため、店頭で売っているような単純なみかんの味ではない点もポイントであり、全体的に期待を上回る内容であったため第1位となった。
7. 山梨県・長野県産完熟ももサイダー
香りは三ツ矢の特濃ももほどの強い匂いではないが、ほのかに自然に香るものだった。口に入れた感触は若干のとろみがあり、やはり市販の三ツ矢の特濃ももが競合になると感じられた。ブドウと同様にとろみと炭酸で立体感があり、砂糖ぽさを感じずに味も濃くなく、三ツ矢のように作られた感じはしないが価格を考慮した場合、味覚もやや似ており柔らかさを併せ持つ、三ツ矢の1.5Lが1本購入できる価格帯である要素もあることから、第5位となった。
8. まとめ
今回はスーパーに陳列されている、木村飲料の果汁サイダーシリーズを一式購入し、飲んだ感想と好みについてそれぞれ所感を示した。内容量としては240mlで価格と相談しながらとはなるが、全体的に言えることは香りが各フルーツの匂いとして上品に漂うことと、口に入れたときのとろみ、ピュアさが各製品で常に感じられることである。通常1.5Lの炭酸飲料を購入しコスパ重視する取組みも良いかもしれないが、気分転換に普段とは違う気持ちでリラックスして飲める飲料も良いものであると認識した形となった。