おうまさん

SEのふりをしながら趣味をやる。

健康診断で結節影を指摘されCTを撮影した話(20代の症例)

1. はじめに

 私は情報処理・サービス業に属する20代後半である。2022年度の健康診断にて、これまで健康だったX線検査の所見に突然、「右中肺野結節影」「左上肺野結節影」という表記が見られた。本記事では、その対応経緯と最終的な診断結果を記載し20代後半としての症例を共有する。なお、私は医師ではないため実際の対応については本記事を鵜呑みにせずに医師への診断を仰ぎ、結節影と診断された場合の例として認識をされたい。

 

2. 結節影

 結節影とはなにか、というのは調べれば表示されるが「肺の組織でない謎の出来物」という記載が見られる。同じような結節影の症例を見ると骨や血管が重なって結節影としてレントゲンに写り、結果異常がなかったという報告も見られる。また、過去に結核等による炎症性変化(炎症・肺・結核後の痕跡)で結節影が見られた例もある。従って、何もない場合もあるし最悪、悪性腫瘍(=肺ガン)の可能性があるということである。

 自身は左右の肺に結節影が見られたという点と、喘息や風邪、結核等の歴がこれまで直近数年間なかったため全く見に覚えのない形となっていた。更に、タバコは1本も吸ったことがない。従って、悪性か良性の腫瘍であるかの判断がつきにくく、医療機関を受診することとした。これにより、正確に自己体調を把握することで翌年以降の健康診断に向けた対策を練る狙いがあった。

 

3. 受診の流れ

3.1 健康診断の紙をもとに、はじめの病院診断

 健康診断にて再検査の項目があると、通常「近隣の医療機関載せときます」という紙が封筒と一緒に入っている。私はそのリストをもとに内科の近隣医療機関であるA医院に電話で問い合わせを行い、予約を行った。受診対象は肺であることから呼吸器科を備えている医院が望ましいとも考えたが、リストの中に無かったため念のため上記の流れで医院に出向いた。予約した医院に出向くにあたり重要なことは、健康診断において肺の所見が書かれた紙を必ず持参することである。それをもとに医院の医者はその用紙のコピーを取り、紹介先に書類を添えて検査を指示する必要があるためである。

 私は、はじめに出向いたA医院の医師より「健康診断の紙を受領して日も浅いことから、再度レントゲンを撮っても結節影の結果は同じと考えられる。CTを撮って詳細な診断のもと症状を把握することが望ましい。その場合、悪性の腫瘍である場合は専門医による診断が必要である。」という話を受け、CT施設を備えているBクリニックに肺のCT撮影を行くよう指示された。なお、アポイントや紹介状はA医院の看護師が各種記載を行い、手配がなされた。

 注意点としては、CT撮影前4~6時間前にご飯を食べていると結果に影響を及ぼす可能性があることから、不可の方針がなされる(水や茶はよい)。また、アレルギー、腎の不良、タバコがないか、CT撮影は初か等についてヒアリングを受け回答した。紹介状は封筒に入れられ、改ざん防止のため中身を開封せずに紹介先に渡すよう、受付より案内があった。結果についてはBクリニックで診断した結果を再度、A医院に持参して診断を受けるよう指示があった。

 

3.2 CT撮影

 紹介先のBクリニックはA医院の近隣で、放射線科を専門とした医院である。私は紹介状を持参してBクリニックに訪問し検査を受けた。CT撮影前の問診において、医者より「紹介元のA医院より造影剤使用の可否が委任となっている」という話を受けた。造影剤を注射で注入することではっきりと撮影が行え、より正確な診断が可能となる反面、熱や頭痛が生じるリスクの説明があった。私はタバコを吸わないことや年齢から見て、医者より「必要と判断した場合に造影剤を使用する」という前提のもと造影剤使用に係わる同意書にサインを行った。その他、問診の中では身長体重、アレルギーの可否、喘息やタバコの可否について問われ、それぞれ医師に回答した。

 CTの撮影はスムーズに行われ、「息を吸って止めてください」というアナウンスが2回行われ、それ以外は楽にして寝ているのみであった。約5分間、CTの機械がグルングルン回っているのを確認しながら待機していると、看護師より「お薬の注入は不要である」旨の補足とともに撮影が終了した。

 CTの画像は約1時間30分で出来上がり、CDに画像が焼かれ手渡しで受領した。また、A医院に対しての報告書が入った封筒も手渡され、中身を開封せずに紹介元に渡すよう、受付より案内があった。

 

3.3 最終診断

 Bクリニックで手渡された報告書を持参し、再度A医院に診断を求めた所、以下のようなCTによる診断結果があった。

・左の肺に不整形の結節影を認める。陳旧性炎症性変化の疑いあり。1年の経過観察を要する。

・右の肺の胸膜肥厚が見られ、陳旧性炎症性変化を疑う。

 

以上を踏まえ、総合的に見て良性な結果であると診断された。

1年の経過観察を得て、再度次年度の健康診断に臨む予定である。

 

4. 原因

 3.3で述べた診断結果がなぜ、発生したのか個人としての所感を述べる。

ア. 健康診断を受ける数週間以内にプライベートで強いストレスが発生し、毎日嘔吐を繰り返していたため。

イ. タバコを吸ったり、コロナや喘息の発症はこれまで一度もないため、急激なストレスによる発症が原因と判断。

 

 強いストレスについては、現物取引における株で約600万の損失を出したことが挙げられる。また、2022年度における度重なる不幸が続き、身体に大きな負担が掛かったものと考察する。現在においては、強いストレスが緩和されているものの、体調においては診断結果の通り予断を許さない状況となっているため、引き続き精神面や健康に気を使いながら生活したいと考えている。

 

5. まとめ

 今回は健康診断で結節影が指摘され、実際に医師による診断を受けた結果と過程について報告した。自身と同じように結節影を指摘された方で、症状に不安がある方向けに参考となれば幸いである。

 

 

プライバシーポリシー
【アクセス解析ツールについて】
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスは、トラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。

【広告の配信について】
当サイトは、第三者の広告サービス「Google Adsense」を利用しています。
広告配信事業者は、ユーザの興味に応じた広告を表示するためにCookieを使用することがあります。Cookieを無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は、「広告–ポリシーと規約– Google」を御覧ください。